じゃあ、次はどうする?! Vol.3
●農福共生が拓く未来
農業を続けていくためには、作物を育て、収穫するだけでは十分ではありません。農地を維持し、必要な資材や設備を確保し、安定した生産と販売を実現する。そのための経営基盤があってこそ、農業は次の世代へとつながっていきます。
一方、キャロットハウスは就労継続支援B型事業所として、利用者の皆さん一人ひとりの健康や特性に配慮しながら、働く喜びと成長を支えていく役割を担っています。農業の生産性を高めることと、利用者の皆さんを大切にすること。この二つをどう両立させるかが、私たちの経営における大きな課題です。
ここにこそ、農福共生の可能性があると考えています。
【課題4】持続可能な農業経営
農業の作業を細分化し、それぞれの得意なことや体力に応じて役割を組み立てる。作業手順を工夫し、誰もが参加しやすい環境を整える。そうした取り組みは、利用者の皆さんの活躍の場を広げるだけでなく、作業の効率化や品質の安定にもつながる可能性があります。また、収穫体験や直売所での販売を通じて地域とのつながりを深めることも、農業経営の新たな力になるはずです。
もちろん、理念だけで経営は成り立ちません。作物ごとの収支や作業時間を把握し、無理のない生産計画を立て、必要な投資を見極めることも欠かせません。利用者の皆さんの工賃向上と事業の安定を、長期的な視点で追求していく必要があります。
持続可能な農業経営とは、単に利益を確保することではなく、農地を守り、働く人を支え、地域に価値を生み出し続けることではないでしょうか。
「じゃあ、次はどうする⁈」
農業と福祉を別々に考えるのではなく、互いの力を生かし合う経営へ。キャロットハウスらしい農福共生の形を追求しながら、利用者の皆さんとともに、地域の未来を耕していきたいと思います。
(文責kujira)