千葉市の就労継続支援B型事業所|特定非営利活動法人 農福共生研究会 キャロットハウス

千葉県千葉市緑区にあるキャロットハウスは障害者総合支援法に基づき、知的障害及び精神障害のある方のために農業や食品加工などの作業を通して、働く喜びや物を作る喜びを味わっていただく事業所です。

農福共生

農業を通した自然の中での豊かな成長

P3落花生除草

農業は、大地を耕し、種をまき、苗を植え、花が咲き実をつけるなどの、植物の成長にかかわりながら、作物を育て実りを得ていく営みです。土を作り、肥料を施し、雑草を取るなどの手間をかけていくことで収穫がもたらされます。

陽の光を浴び、風を受け、雨の恵みを感じながらの作業は、自然の中で自然と共に生きているという一体感を生み出し、障害がある人もない人も同じ大切な命であることに気づかせてくれます。収穫にいたるまでの一つひとつの変化は手応えとして実感でき、その作物をお客さまのもとへとお届けすることは大きな自信につながります。農業の向こう側には収穫した作物を購入し、食卓で味わってくださる人々がいるのであり、よろこんで食べていただけたということにより自己有用感を持つことができるのです。

農業と福祉

SDGs

SDGsと農福共生

キャロットハウスの活動は、SDGsが目指す「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現につながる実践です。

SDGs(エス・ディ・ジーズSustainable Development Goals) とは、2015年に国連サミットで採択され「持続可能な開発目標」と訳されています。

内容としては、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のための17の国際目標(裏面参照)のことです。そこに貫かれている「あらゆる人々の活躍の推進」とは「あらゆる人々」が、誰も排除されることなく、その人らしく生きていくということでしょう。

私たちが法人の名称に込めた意は、農業と福祉の連携により、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える共生社会を目指したいということです。そこでもう一度、SDGsが掲げる17の目標に目をやりますと、多くの項目が私たちの考える理念に通底していることに気づかされます。

農福連携という言葉もようやく社会的な認知を得つつあるようです。しかし、その意義を、高齢化や後継者不足による構造的な就農人口減少に、福祉の対象者を動員するという動機だけに見い出したのでは、そこから将来を見渡すことはちょっと難しいかもしれません。

P3農福共生イメージ図

そこでSDGsの観点で見た場合、畑で育った野菜たちは、人々の命を育む糧となり、人々の様々な活動を支える源となります。農業とは命の循環そのものを支える営みに他なりません。

私たちは、近隣の農家の皆さま方のご支援のもと、いっぱいの希望と、少しの不安と共に今年から農業を始めました。夢とは裏腹に、今のところわずかな耕作面積しかありませんが、ここから一人ひとりの利用者の誇りが大きく生い育っていくことを信じます。SDGsの目標達成に向けた私たちのささやかな実践です。

「小さな農業」で地域と共に生きる

キャロットハウスは、地元の耕作放棄地を耕し、小さな農業の担い手として地域の皆さまに作物を提供地域と共に生きる道を歩んでいます。

農業と精神医療

P3農業と精神医療

農業と精神医療は、「アグリヒーリング」や「農福連携」などを通じて深く結びついており、農作業や自然との触れ合いがストレス軽減、幸福度向上、社会参加促進、生活リズム改善、生きがい創出などの効果をもたらし、精神科医療現場や福祉分野での活用など、多様な形でメンタルヘルスケアに貢献しています。

農業は、単なる食料生産にとどまらず、そのプロセス自体が人間を癒し、社会に貢献する力を持つ「健康増進・治療・社会参加支援のツール」として、精神医療や福祉分野で新たな価値を生み出しています。

アグリヒーリング(農業による癒し)

農作業によるストレスホルモン(コルチゾール)の減少と幸福ホルモン(オキシトシン)の増加は科学的に実証されています。土に触れることや植物を育てる体験がリラックス効果をもたらします。

農福連携(農業と福祉の連携)

障害者支援、ひきこもり支援、高齢者ケアなどと農業を結びつけ、就労支援や自立支援、社会参加を促します。
ケアファームなどで、共同作業を通じて仲間意識や自己有用感を高めます。

中谷院長に医療・農業・福祉を聞く

キャロットハウスの「協力医療機関」を委託している、千葉南病院院長の中谷逹廣先生に、利用者を代表してsyunさんがお話を伺ってきました。(2021/10/31)
P3千葉南病院中谷院長
  • キャロットハウスのshunと申します。今日は、院長先生からお話をうかがうということで、とても緊張していますが、よろしくお願いします。
  • (中谷先生)みなさん、農業で頑張っているようですが、畑仕事には慣れましたか。
  • 正直に言って僕自身は、体調がいま一つで、なかなか他の仲間と一緒に外仕事をする機会は少ないのですが、仲間のご家族や地域の皆さんに活動の様子を知ってもらいたくてこうやって広報みたいな仕事を始めました。
  • (中谷先生)ああ、それで良いと思いますよ。みんながみんな同じことをやらなくてもいい。それぞれが自分ができること、得意なことに力を出していけば全体としていい結果が出せるし、そこで得られた成果は、またそれぞれの人に返されて一人ひとりの可能性を少しづつ拡げていくことになるんじゃないのかな。
    それに農業というのは、種まきから始まって販売にいたるまでいろんな作業の組み合わせでしょうから、その中から一人ひとりの興味や能力に応じた仕事を見つけ出していけるんじゃないですか。
  • 先生ご自身も畑仕事をやっていらっしゃると、うかがったのですが。
  • (中谷先生)そうなんです。実は母親の楽しみのために始めたのですが、やはり作物を育てていくというのは楽しいものです。何より、緑の中で土を踏みしめ身体を動かすというのは健康にいい。
    まして、みなさんの場合はしっかり地域に溶け込み、仲間と力を合わせてやっているのですから、とてもいい取り組みだと思いますよ。
  • コロナ禍の中で、いま病院も大変だと思います。そんな中、僕たち利用者も、体調をくずしたときには、たびたび診察していただいて、とても感謝しています。
  • (中谷先生)私たち医療は、この地域や時代に何が必要とされているのかを見つめながらやっていかなければと思っています。医療にとって福祉や介護はともに切り離せない3本柱となるものです。
    誰もが地域で暮らしていくために様々なサポート体制を整えて、お互いに連携を取りながら患者さんを支えていくことは大事なことなんです。
    みなさんも体調管理に充分気をつけながら、毎日の仕事に励んでください。困ったことや悩みは、まずは事業所の職員さんにすぐに相談することですね。
    私たちは、いつでもみなさんのことを見守っています。
  • 今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。地域医療を支えていらっしゃる千葉南病院の院長先生に、そのように言っていただきとても心強く思います。
    これからも、どうぞよろしくお願いします。
P3syun
インタビューを終えて−−−−
最初は、とても緊張しましたが、聞いていた通りのとても気さくでやさしい先生でした。
syun
千葉南病院

協力医療機関
千葉南病院
〒266-0003 千葉市緑区高田町401-5

診療科目 :循環器内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・腎臓内科・リウマチ科・アレルギー科・乳腺外科・整形外科・脳神経外科・内視鏡外科・皮膚科・泌尿器科・リハビリテーション科

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キャロットハウス

TEL 043-488-5140
営業時間 9:00〜16:00 (土曜・日曜 定休)

キャロットハウス

名称 キャロットハウス
所在地 〒267-0054 千葉県千葉市緑区大高町43-42
電話番号 043-488-5140
FAX番号 043-488-5141
営業時間 9:00〜16:00
定休日 土・日/年末年始

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